○当初予算に対して

(1) 平成16年度当初予算の増減率0.1%と財政比率、財務比率の根拠と考え方、今後の財政について

次に、■当初予算に対してお伺いいたします。 質問に先立ちまして、平成16年度当初予算案説明について意見を述べさせていただきます。 この資料では、背景としながらも、国の経済状況や政策動向、地方財政対策など、直接市の財政とは関係のない部分についての資料が多くついている反面、本市の財政状況や予算編成の基本的な考え方など、本来伝えるべき内容が薄くなっていることが気になります。 一年間の予算を決める重要な議会を行うに当たって、議員に配る参考資料としては、非常に不十分な内容になっているように思います。 来年度以降については、本市の財政状況や予算編成の基本的な考え方についてしっかりとした資料を作成して頂くことを強く要望いたします。
 <1.平成16年度当初予算の増減率0.1%と財政比率、財務比率の根拠と考え方、今後の財政について>
それでは質問に戻らせて頂きます。 大きく一点目として、平成16年度当初予算の増減率0.1%と財政比率、財務比率の根拠と考え方、今後の財政についてお伺いいたします。 平成16年度当初予算では、一般会計の予算規模が、16年度1,070億円となりました。15年度1,069億円に対し、前年度増減率0.1%となり微増とはいえ予算規模は大きくなりました。当初予算案説明の中では、財政収入が大幅に減少するなど、歳入全般にわたって大変厳しいものになっているとあります。 そこで、お伺いいたします。人口増加や福祉に対する需要の拡大を抱え、行政サービスの維持のスタンスを取ったものとは思いますが、こういった状況にも関わらず、予算規模を増やした根拠についてお答え下さい。 次に、本市の財政は、ここであげているように本当に大変厳しい状況にあるのかどうかについてお伺いいたします。 厳しい財政の一番の根拠としている歳入面では地方税の減収をあげていますが、本市の財政状況をデータを他市と比較すると、も、歳入に占める地方税の推移を見ると、2001年度62.88%、2002年度61.78%、2003年度61.11%と推移しており、いずれも全国675市のデータのうち10番台の高順位であり、(人口43万人以上、産業2次3次95%以上、3次65%以上の)類似都市の中では29市中常にトップであり、2004年度の当初予算案も62.27%です。 先順位者も触れていましたが、本市は、財政力指数1を超える普通交付税の不交付団体となっており、財政力指数の推移を見ても2001年度1.011、2002年度1.028、2003年度1.052で、類似都市では1位2位を推移しており、2004年度当初予算でも1.028と対前年度増減0.022となっています。 こういった財政データによって、他市に比べれば、厳しい状況というよりは、むしろ健全財政だということが見えてきます。 三位一体の改革によって、今後も地方譲与税に対応する国庫補助負担金や県負担金の減収になる可能性があることなど、不確定な要素に備えて健全財政を維持していくという意図も分かりますが、三位一体の改革では、平成18年度までの改革と展望の期間中のことであり、19年度以降は、税源移譲は安定し、不交付団体である本市の財政状況は好転すると考えるが、行政としては、中長期的展望をどのように捉えているのか、お答え下さい。 また、行政、議会の責任として、市の正しい状況を市民のみなさんに誤解がないように理解して頂かなければなりません。 一例として、当初予算案説明中にある、国の「三位一体の改革」により地方譲与税は増収となるが、これに対応する国庫支出金や県支出金の影響額が増収分を上回るという表現についてですが、予算書を見れば、地方譲与税は、所得譲与税が新たに加わったため、700,400千円と増収、国庫支出金は111,069千円の減収となっていますが、県支出金は、554,398千円の増収となっており、その合計は、1,143,729千円の増収となっています。所得譲与税譲与額700,000千円の増収に対して、@平成16年度に一般財源化される国庫補助負担金の所得譲与税対応分である592,395千円の減収、A一般財源化された国庫補助負担金のうち、普通交付税措置のみの対応となったもの35,057千円の減収、B児童保護費国庫負担金の一般財源化に伴う県負担金の影響額260,233千円の減収、C平成16年に廃止される国庫補助負担金の所得譲与税対象外である5,128千円を合計すると影響額合計が892,813千円の減収となり、その差が192,813千円の減収となることをいっているのだと思うが、であれば、影響額に出ているのは、国庫補助負担金と県負担金だけであり、国庫支出金、県支出金という表現は誤解を招く恐れがあるのではないかと考えるが、どのように考えているのかお答え下さい。 市民のみなさんに対して、本市の正しい財政状況を伝えるためには、不適当な表現が多いように思います。